ご当地キャラという着ぐるみが世の中に出てもう5年くらいは経つんですかね。いつの間にか市民権を得て、どこの地方自治体にもご当地キャラが存在するようになってしまいました。このご当地キャラ人気に火を付けたのはなんと言ってもふなっしーです。

しかし、そのふなっしーも一時期よりは露出が少なくなってきました。これは時代の流れというか、日本人の新しい物好きという性格から仕方ないことなのかもしれません。ふなっしーはまだテレビに出るだけ良いのですが、そのほかのご当地キャラはほとんど露出など有りません。

地方自治体で数多くのご当地キャラが作られましたが、実際に今でも営業をしているのはほんの僅かなのではないでしょうか。イベントなどがあるときに市の職員が中に入って活動をすると言うくらいだと思います。

ご当地キャラは地方自治体にとって格好の宣伝ツールになると思って制作したものの、実際にはそれ程の効果がなかったというのが実情ではないでしょうか。地方自治体を含め公務員の場合、新しいことをすることにかなり消極的です。

お役所というのは前例のないことに関してはほぼ、予算が付きません。それが、ご当地キャラについては異例の早さで予算が付いたのではないでしょうか。全国規模でご当地キャラ人気が出たためにブームの波に乗り遅れてはいけないと思ったのでしょう。

しかし、ブームに乗れたご当地キャラは良いですが、ほとんどのご当地キャラは人知れず倉庫の隅に眠っているはずです。これが現実ではないでしょうか。